2020.01.26
Keisuke Nagoshi x Radiall
写真の魅力って何だろう?
今では当たり前のようにSNSなどで数多くの写真家の作品や個人の写真などが観られる時代。
ゴロゴロと色々なものが溢れている時代ですが、
カラーやモノクローム、風景画、肖像画といろいろジャンルのある中で
その本質をリアルにとらえられている写真はどれだけあるものなのか?
そりゃ人それぞれの感性があるわけで、何が正しいとか悪いとかは無いと思います。
ですが写真に映した以上、ただただ撮った写真ではなく
ストーリーや感情、背景、光の入り方そして角度だったり
構図が合致しそれをしっかり切り取れてこそ良い写真が成立するものだと僕は信じています。
雑誌のスタイリング写真、スナップ、商品画像、食事などの
作り物の写真ではなくリアルな生き生きとした写真が僕は好き。
飾らないリアルな素のままの写真。
その中でも名越啓介氏の写真を観た時は、すぐ様その魅力に引き込まれました。
僕が彼の作品に出会ったのは、”CHICANO”と言う写真集。
名前の通り、メキシコ系アメリカ人ギャングを被写体とした写真集。
もちろんそういったカルチャーが好きで引き込まれた事は事実だが
普通の人では足を踏み入れ無いリアルなチカーノの有様が見れ感動しました。
その他にも、SMOKEY MOUTAINや他色々と出版されていますがそれぞれに大きな衝撃を受けます。
是非ご覧になってもらいたいです。
ここ最近ではRadiallのカタログはもちろん、数多くの写真集を出版し続けている異才、名越啓介。
スラム街、ギャング、奇抜な人々等、過激が一般的な名越啓介氏のイメージかもしれないですが、
被写体などを移す上で、その被写体と共に生活をしてみたり常に近い距離で
撮影を行ってきた氏の写真はリアルさはもちろん、愛情や温かみさえ写真から垣間見える。
被写体各々が隠し持った生命力、エネルギーを撮り続けていると思います。
そんな素晴らしい写真家である、名越氏とのコラボレートアイテムが20SS Collectionで実現しました。
DOOBIESでは限定で過去の氏の作品をRadiallオリジナルのボディーに載せ Teeシャツを販売しましたが
インラインのアイテムとしては今回が初となります。
カタログ撮影の際に寄ったアメリカはカリフォルニア州のサンノゼにて、
ナイトクルージング中のローライダーを撮影したもの。
撮影された写真は全てフィルムカメラにて収められ
蛇行運転を繰り返しながら、暗闇の中撮影されたらしく
これって本当に撮れてるのか?と同行した
ディレクターが疑うぐらい撮影に難航したそうです。
光の線からかすかに見えるインパラのシンボリックな丸のテールライト。
63年式くらいのインパラでしょうか?実にカリフォルニアらしい一枚。
Radiallとのコラボレーションにふさわしい一枚だと思います。
そんな写真をダイナミックにバックにプリントを入れた
こちらはウィンドブレーカージャケットとなります。
フロントにはSHAKEDOWN BOULEVARDと名越氏のシグネチャー入り。
ボディーにはコシのあるナイロンと透湿性に優れたメッシュを裏地に使用し、
袖口のベルトでアジャストができ、ベルトには
“DRUNK MY SINS FOR BREAKFAST” = 罪の意識は朝食とともに食べてしまおう!
とのRadiallらしいコミカルなメッセージがプリントで入ります。
そして、ジャケットは黒、ネイビーの二色展開。
他半袖TEEシャツも発売中。
チェック必見のコラボレートアイテムです。
是非、店頭にてご覧ください。
そして、只今福岡にて名越氏の個展も絶賛開催中です。
詳細はIG @keisuke_nagoshi にてご覧ください。
お近くの際は是非、チェックしてみてください。
BOULEVARD – WINDBREAKER JACKET
Product Number : RAD-20SS-JW006
Material : Shell – 100% Nylon, Lining – 100% Polyester
Color : Black, Navy
Size : S, M, L, XL
¥22,800(without tax)
BOULEVARD – CREW NECK T-SHIRT S/S
Product Number : RAD-20SS-JW005
Material : 100% Cotton
Color : White, Gray, Black
Size : S, M, L, XL
¥5,800(without tax)
・名越 啓介(なごし けいすけ) / 写真家
http://www.commune-ltd.com/photo/nagoshi / https://www.instagram.com/keisuke_nagoshi
1977年 奈良県生まれ。
大阪芸術大学卒業。19才で単身渡米し、スクワッターと共同生活をしながら撮影。その後アジア各国を巡り、写真集『EXCUSE ME』を発表。 雑誌やカタログ等で活躍する一方で、その後も写真集「SMOKEY MOUNTAIN』」、「CHICANO」、「BLUE FIRE」、そして昨年末、はじめて国内を題材にした「Familia保見団地」をリリース。 2017年には『写真の会』賞を受賞。
Text : Tomoyahman